6月定例会について(中日2軍拠点誘致事業におけるコンサルについて)

6月26日(金)に開催予定である6月定例会において、6月定例会は最終日を迎える。この6月定例会においては、補正予算の中で、「中日ドラゴンズファーム拠点誘致事業」として、約3,700万円が計上された。この金額は、主にこれから拠点誘致に応募するための支援をしてもらう事業者を、プロポーザル(いわゆる点数など加味して、総合的に点数が高い業者を決定する)方式により、決定し、契約する内容である。

恐らく、どこの自治体も、こうした業者の支援を受けながら、拠点誘致に応募するかたちになるであろう。

そこで、私なりの考えを述べたいと思う。こうした専門業者(コンサル)の支援を受けることはもちろん良いが、業者の言いなりにならない、徹底的に業者をうまく利用する、業者のもつノウハウをしっかり職員にもインプットするなど、しっかり取り組んでもらいたい。そのあたりを、今後、私も、しっかり注視していくつもりである。

これは、私の経験則からの考えである。私も議員になる前は、市役所職員として従事してきた。当時、コミュニティバスの担当で、バス事業者選定、路線、ダイヤ再編という大きな仕事を担っていた。もちろん、私もコミュニティバスの専門家でもないし、ノウハウもない。その時、同じように業務支援するかたちで、プロポーザルで、専門業者(コンサル)と契約を締結した。そのコンサルの方は、海外の事例はともかく、全国各地に飛び回っている方で、特にコミュニティバスは、地域によって、地理的条件、ニーズなども全く違うことを前提に、徹底的に路線毎の乗車人数、バス停ごとの乗車人数、ダイヤの遅延状況などの分析を一緒にした。当時、担当の係長と一緒に、何十回と、コンサルの方の事務所で話し合いし、こちらからも提案もしてきた。

その中で、特徴的な取組みを紹介したい。それは、バス事業者選定する際、一定条件を付与した上で、バスダイヤを事業者から提案させるというものだ。従来は、大体、自治体、コンサルがダイヤを作成するのが本流である。しかし、運行するのはバス事業者であるわけで、バス運行に関するプロである。だから、バス事業者に路線を提示した上で、ダイヤを作成することを求めた。これは、コンサルと徹底的に話し合いをして生まれたアイデアで、プロポーザルでこうしたことを実施したのは、全国初である。

こうした私の経験から、今回のドラゴンズ2軍拠点誘致においても、コンサル業者を徹底的に議論し、利用しながら、職員にも、コンサルがもつノウハウを習得する機会にすべきだと考える。約3,700万円という多額の市民の皆様からの税金を投入する以上、仮に、誘致が成功しなくても、何らかの成果を得てほしいと願うばかりである。

悪い事例という言い方は、良くないかもしれないが、よくあるケースとして、地方自治体の最上位計画である総合計画というものがある。総合計画を作成する際も、コンサルの支援を受けながら作成するのだが、ノウハウのあるコンサルが作成した計画を、よその自治体でも、同じような計画案を提示して、いわゆる横並びというか、コピーしたような計画が乱立するということが、実際に起きている現状がある。それは、まさしく、自治体、職員が、コンサルの言われるがままに、悪い意味では、楽したいが故に、コンサルの提示してきた計画案を鵜吞みにして、そうした事態が起こるのである。

いまだに、国は、地方自治体に、次から次へと計画案を作成することを求めてくる。地方自治体は、業務負担軽減、ノウハウがないという理由から、コンサルに依存せざるを得ないという実情もある。

最後に、今一度、コンサルとの関わり、使い方など含め、地方自治体職員の方々には、注意してもらいたいと思う。計画を作るのが目的ではなく、作る過程も大事にしながら、最大限の成果を得る。ぜひ、私も、議員としてそのあたりを注視していきたい。

 

 

 

ブログ | 2026/06/24

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